取得設定によって、リアルタイムで露光時間(太陽アイコンで表示)とゲイン(ダイヤルと右向き矢印で表示)を設定することができます。これらの設定をクリックするとコントロールが表示され、設定を変更することができます。設定は直ちに有効になります。
重要:SXGA V430-F リーダのゲインには4段階のゲインレベルがあります。各レベルは25%ポイント、すなわち、ゲインダイヤルの1/4回転に相当します。
標準ではなく自動測光を有効にすると、露光時間とゲインが読み取り専用になります。太陽アイコンとダイヤルアイコンに表示されるAは、自動測光が有効であることを示しています。自動測光によって、常に、読み取りサイクルごとに最適な露光時間とゲインが決定されます。
画像エリアのオートフォーカスは、デバイスコントロール ツールバーのフォーカスボタンで有効または無効にでき、セットアップ ビューの取得セクションで設定できます。
連続読み取りモードまたは連続読み取り自動調整モードによって、カメラのオートフォーカス機能を有効または無効にすることができ、読み取りが行われなかった回数が多かった場合に再度フォーカスを合わせることができます。オートフォーカスが有効になるとフォーカスボタンにAが表示されます。直近の再フォーカス設定に基づいて、直ちに読み取り距離が更新されます。
カメラが連続読み取りモードまたは連続自動読み取り(自動測光を有効にした連続モード)である場合、画像で局所的な簡易フォーカスを実行することができます。
フォーカスボタンをクリックすると、オートフォーカスアイコンとスポットフォーカスアイコンが表示されます。
スポットフォーカスアイコンをクリックすると、オートフォーカスする画像の場所を選択するメッセージが現われます。
下の例のように、カーソルが十字線に変化します。これを使用して、画像から、簡易フォーカスを実行したい部分を選択することができます。
注:スポットフォーカスボタンの左にあるオートフォーカスボタンをクリックすると、リーダは、スポットフォーカスから通常のオートフォーカス機能に切り替わります。リーダが単発読み取りモードになっていると、スポットフォーカスアイコンのみが表示されます。
取得エディタ下の計測前処理ドロップダウンメニューで、キャプチャした画像の処理方法を選択することができます。
計測前処理設定が選択されていません。以下の例は、計測前処理設定が無効になっている場合のリーダの視野内のDPMを示しています。
収縮によって、シンボルの暗いセルのサイズが増加します。これは、明るい背景のData Matrixシンボルの中にある、黒セルのサイズを増加する際に便利です。以下の例は、収縮が有効になっている場合のリーダの視野内のDPMを示しています。
膨張によって、シンボルの明るいセルのサイズが増加します。これは、暗い背景のData Matrixシンボルの中にある、白セルのサイズを増加する際に便利です。以下の例は、膨張が有効になっている場合のリーダの視野内のDPMを示しています。
収縮→膨張によって、暗いセル中の微小な明るい欠陥が除去されます。以下の例は、収縮→膨張が有効になっている場合のリーダの視野内のDPMを示しています。
膨張→収縮によって、明るいセル中の微小な暗い欠陥が除去されます。以下の例は、膨張→収縮が有効になっている場合のリーダの視野内のDPMを示しています。
計測前処理のオペレータサイズドロップダウンメニューによって、計測前処理が実行されているエリアのサイズすなわち「ピクセル近傍」が決定されます。
小(3x3)は3x3ピクセルの領域に対応します。以下の例は、計測前処理のオペレータサイズが小(3x3)、収縮に設定されている場合のリーダの視野内のDPMを示しています。
中(5x5)は5x5ピクセルの領域に対応します。以下の例は、計測前処理のオペレータサイズが中(5x5)、収縮に設定されている場合のリーダの視野内のDPMを示しています。
大(7x7)は7x7ピクセルの領域に対応します。以下の例は、計測前処理のオペレータサイズが大(7x7)、収縮に設定されている場合のリーダの視野内のDPMを示しています。