WebLinkのコンフィギュレーション・データベースは、読み取りサイクル中に、自動的に2個以上の任意のカメラ設定を使用するシステムです、 これによって、ユーザが操作しなくても、カメラで、複数の変更を行なうことができます。 WebLinkを使用して、データベースを設定し、すべてのデータベースインデックスが正常に動作していることを確認します。
コンフィギュレーション・データベースを使用して、アプリケーションにおけるリーダのパフォーマンスを微調整することができます。 1回の読み取りサイクルで複数のデコードオプションを実行することができます。 詳細設定でコンフィギュレーション・データベースを有効にして、設定数を定義することができます。 設定は、個別に行われ、個別に保存されます。 コンフィギュレーション・データベースはセットアップタブで設定され、実行タブでテストされます。取得とデコードのほぼすべての設定は、データベース入力ごとに別々に行なうことができます。 歯車アイコンをクリックすると、データベースの設定がすべて表示されます。部分取り込み設定(WOI)に基づいて設定することができます。これはすなわち、デコードするたびに新しい画像が撮影されることを意味します。 関心領域(ROI)に基づいて設定することもできます。これはすなわち、単一画像でデコードが行われることを意味します。
重要:コンフィギュレーション・データベースを使用する際には、自動測光を無効にしてください。
次のような場合に、アプリケーションでコンフィギュレーション・データベースが役立ちます。
2個以上のシンボルタイプが存在する。
デコードの際に、シンボルが異なる測光設定を必要とする。
深さ(デプス)が異なるシンボルが提示される。
同じデータを有する複数のシンボルをデコードする必要がある。
複数のシンボルを特定の順序で読み取る必要がある。
WebLinkを使用して、詳細設定に配置されているアクティブなデータベースインデックス数を定義します。
Weblinkを使用して、セットアップビューで選択した各データベースインデックスを設定します。
詳細設定と一緒に簡単セットアップ、新規セットアップの作成、セットアップのロードを使用して、リーダの設定を操作することができます。
注: 簡単セットアップと新規セットアップの作成は、リーダをデフォルトの設定に戻します。
注: 開始と実行ビューでは、詳細設定を使用すると、個別のコンフィギュレーション・データベースインデックス設定を除く、リーダの全設定を操作することができます。グローバルインデックスとコンフィギュレーション・データベースインデックスの間で共有される設定は、リーダによって無視されます。セットアップビューでは、リーダがコンフィギュレーション・データベースを一時停止し、共有設定の変更はすべて、利用可能なコンフィギュレーション・データベースインデックスの共有設定に保存できます。
開始と実行ビューで、シンボルをデコードしたデータベースを確認することができます。
セットアップビューには、データベースへのアクティブインデックスの追加または削除を可能にするコンフィギュレーション・データベースセクションが表示されます。変更したいインデックスを選択することもできます。
設定を変更したら、各インデックスで使用可能な保存ボタンをクリックすると、そのインデックスに変更を保存することができます。
注:デフォルトでは、各インデックスの保存ボタンのアイコンは青になっています。 下の例では、設定は第6インデックスに保存されました。別の設定がリーダに送信されるまで、保存ボタンは緑色になっています。
追加設定歯車アイコンをクリックすると、ポップアップダイアログで追加コンフィギュレーション・データベースにアクセスできます。これによって、利用可能な設定をすべて表示したコンフィギュレーション・データベースの読み取り専用ビューが表示されます。これには、詳細設定ダイアログで使用可能な詳細設定も含まれています。
WOIをクリックすると、コンフィギュレーション・データベースは、部分取り込み設定の値として、開始X、開始Y、幅、高さの各値を使用します。ROIをクリックすると、コンフィギュレーション・データベースは、関心領域の値として、開始X、開始Y、幅、高さの各値を使用します。
詳細設定ダイアログには、WebLinkユーザインターフェイスの左パネルのコンフィギュレーション・データベースに表示されない追加コンフィギュレーション設定が表示されます。コンフィギュレーション・データベースがまだ有効になっていない場合、ここで有効にすることができます。
データベースのソートを有効にすると、左パネルのコンフィギュレーション・データベースセクションに警告が表示されます。
注: WebLinkユーザインターフェイスでコンフィギュレーション・データベースを有効にする主な方法は、詳細設定ダイアログを開き、アクティブインデックス数を増加することです。別のオプションとして、ターミナルを使用し、<K252>コマンドで、インデックスカウントを設定することもできます。アクティブ インデックスが存在しない場合、コンフィギュレーション・データベースビューは非表示になります。利用可能になると、詳細設定またはターミナルを通じて、コンフィギュレーション・データベースが表示されます。 最後のインデックスを削除すると、警告ダイアログが表示されます:
ユーザインターフェイスには、取得およびデコード ステップの周りが紺色で強調表示され、コンフィギュレーション・データベースによって影響を受ける設定が示されます。
高速撮像モードになっていて、撮像数がコンフィギュレーション・データベースのアクティブ インデックスよりも少ない場合、それ以上アクティブ インデックスは読み取られません。 この場合、警告アイコンが表示されます。
選択されたインデックス(4)を削除すると、WebLinkはインデックス1を選択して読み込みます。
注:ティーチング機能および最適化機能は、コンフィギュレーション・データーベースでは使用できません。